フォトフレームのサイズはどう選ぶ?写真を額装するポイントを解説

美しい風景画や思いがけない一瞬をとらえた写真は、写真そのものでも十分な作品です。さらにフレームに入れって飾ることで、その瞬間を長く楽しめるほか、インテリアとしても部屋のアクセントになります。

 

今回は、写真を飾るフォトフレームについて、一般的な写真のサイズ表とともに、最適な選び方や額装方法を解説します。おすすめのフォトフレームも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 

一般的な写真サイズの目安

一般的な写真のサイズには、次のようなものがあります。

 

  • ましかくプリント(89mm×89mm)
  • L判サイズ(89mm×127mm)
  • KG /ハガキサイズ(102mm×152mm)
  • 2L判サイズ(127mm×178mm)
  • 八つ切り(165mm×216mm)
  • 六つ切り(254mm×203mm)
  • A4サイズ(210mm×297mm)

 

 

また同サイズで呼び方が違うものがあります。例えば次は、名称は違うものの、同じ大きさのことです。

 

  • ハガキ=ポストカード=キングサイズ=KG=PC
  • 2L=キャビネ
  • 6切=6P=サービス6切=S6(4切も同様)
  • ワイド6切=W6=W6P=S6=サービス6切(4切も同様)

 

以下、写真のなかでも特に身近なサイズについて解説しましょう。

 

L判や2L版

L判は89mm×127mm、2L判は127mm×178mmのサイズです。

 

日本の標準サイズと言われているのが、L判です。ハガキよりもやや小さめのサイズであり、フォトアルバムや置き型のフォトフレームの基準サイズとなっています。なお、海外メーカーのものを利用する場合はL判が存在しない可能性もあるので、注意が必要です。

 

また、2L判はL判の2倍の大きさであり、よくある集合写真のサイズと同じものであるという認識で良いでしょう。

六つ切りや八つ切り

八つ切りは165mm×216mm、六つ切りは254mm×203mmのサイズです。

 

八つ切りは、写真印刷の用紙を八等分に、六つ切りは六等分にしたものです。サイズ感としては、2L判よりも八つ切りの方が大きく、六つ切りは八つ切りよりも大きいということを覚えておきましょう。

なお、スタジオで記念写真を撮影するとき、台紙に貼り付ける時のサイズは六つ切りがよく使われています。

 

KG/ハガキサイズ

ハガキサイズは、L判や2L判の中間ぐらいのサイズで、110mmx153mmです。

 

家族や子どもの写真を、年賀状やハガキに印刷して送ることがあります。写真が全面にプリントされているものの場合、「ハガキサイズ」や「KGサイズ」で印刷するようにしましょう。

 

 

 

 

フォトフレームの選び方

フォトフレームは、写真そのものや部屋の雰囲気、フレームの素材やデザインなど様々な点に注目して選ぶと良いでしょう。

フレームの素材やデザイン

フォトフレームの素材には、木やアルミ、プラスチックなど様々なものがあります。フレームの素材選びのポイントは、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことです。スタイリッシュな部屋に飾るならアルミ、温かみのある雰囲気のある部屋なら木製などがおすすめです。

 

またデザインとして、様々な形があります。丸型、星型、ハート型など自分の好みや写真に合ったものを選ぶ楽しさを感じることができます。ただし、写真によってはあえてシンプルなものを選ぶ方が良いこともあるので、注意が必要です。

 

前面の素材

フォトフレームの前面は、基本的に透明な素材です。多くの場合は「ガラス」か「アクリル」です。

 

ガラスは手入れがしやすく写真に歪みが出づらいのが特徴で、どの角度からでも綺麗に見えることやホコリのたまりにくさなども選ばれるポイントです。

 

アクリル製の場合、紫外線に強いことから、写真の劣化を予防したい人におすすめです。また、ガラスよりも軽く耐久性もあるので、子どもがいる家庭でも安心でしょう。ただし傷がつきやすい素材のため、注意が必要となります。

 

飾り方

フォトフレームは、「壁掛け」と「卓上」の2種類があります。それぞれ、部屋や状況に合ったものを用意しましょう。

 

例えば、壁掛けタイプであれば狭い部屋や活用できるスペースが限られていても安心です。フォトフレームを一つのインテリアとして、部屋のコーディネートをしたり、雰囲気を変えたりするにも役立ちます。

 

また、卓上タイプは机の上などに立てておくものです。「フォトフレームといえば」というくらい、多くの方のイメージにあるのではないでしょうか。卓上タイプは持ち運びも簡単なので、玄関先や部屋の中など、いろいろな場所に気軽に飾ることができます。

 

フレームのサイズ

フォトフレームのサイズを決めるには、まず、飾りたい写真のサイズを測りましょう。そのうえで、写真がちょうど入るか、少し大きいものを選びます。

 

例えば以下は、安井商店が取り扱うフォトフレームのサイズ表です。

 

関連ページ:サイズ一覧表 | 安井商店

 

フォトフレームが写真よりも大きい場合、マットを使うなどの調整を検討するのがおすすめです。マットが入るとずれにくくなり、その色がアクセントにもなります。

 

 

 

 

写真の額装方法

安井商店では、写真の額装として、主に以下の3種類の方法をおすすめしております。

 

 

また、裏打ちするのも良いです。写真紙は素材として湿気を吸うことから、特に大きめのサイズは時間経過とともにシワが発生する可能性があります。裏打ちにより、作品の美しさを長く保ちやすくなるのです。

 

関連ページ:【裏打ち】③写真(皺を防ぐため)

 

手順はどの方法を選ぶかによって異なります。例えば写真をマット額装する場合、一般的には以下の順番となります。

 

  1. 裏打ちをする。
  2. マットに固定する。
  3. 額縁に取り付ける。

 

 

 

 

おすすめの写真額

一般的には写真を額装する際、作品を目立たせるために、枠が細めの額縁が使われます。安井商店の写真額は、ご注文の際にマットを加工できるため、さまざまなサイズの写真に対応可能です。オーダーや特注サイズに関しても、お気軽にご相談ください。

 

関連ページ:写真額 一覧

 

【写真額】サクラ平型 ナチュラル

木製フレームのサクラシリーズは、プロのカメラマンからも広くご支持をいただいている人気の商品です。全国の展示会や美術館でも多く採用されています。

 

特徴は、とにかく「シンプルである」こと。作品を際立たせるためのデザインを追求し、質の良い素材で仕上げた、長くお楽しみいただける逸品です。マットが付属しており、写真に合わせたサイズでの加工が可能となります。ご注文を受けてから、職人が1枚ずつ丁寧に塗装し、作品へのセットと梱包を行う商品です。

 

関連ページ:【写真額】サクラ平型 ナチュラルの商品ページ

 

 

 

 

おすすめのフォトフレーム

安井商店では、人気シリーズである「AIRフレーム」やアンティークフレームなど、様々なフォトフレームをご用意しています。ここからは、弊社の人気商品のなかからおすすめをご紹介します。これ以外にも多数の商品を取り揃えておりますので、お気軽にご相談ください。

 

関連ページ:小さい写真用の額(フォトフレーム)一覧

 

【フォトフレーム】 アンティークフレーム ブラウン

お客様からの要望にお応えして、イギリスの特殊な塗料を使用したアンティーク調のフレームです。写真立としては2Lサイズのご用意しかありませんが、通常サイズのものを注文していただき、マットを活用して一枚の写真を飾ったり、大きめの額を用意して複数枚飾ったりと、楽しみ方は様々です。

 

関連ページ:【フォトフレーム】 アンティークフレーム ブラウンの商品ページ

【フォトフレーム】AIRフレーム ナチュラル

弊社の人気シリーズである「AIRフレーム」の写真立てです。L、ハガキ、2L、中判という4サイズを展開しており、写真がガラスに付いてしまうことを防ぐ仕様になっています。

 

関連ページ:【フォトフレーム】AIRフレーム ナチュラルの商品ページ

 

【フォトフレーム】フェイスファイブ クリア

L小型、ハガキ小型、2Lという3サイズ展開です。高い透明度、時間の経過による黄変がほとんどないことが特徴です。スタンド、壁掛けどちらでも可能であり、写真など作品の大きさや形・紙質を選ばず飾ることができます。

 

関連ページ:【フォトフレーム】フェイスファイブ クリアの商品ページ

 

 

 

 

まとめ

フォトフレームは、写真のサイズ規格に合わせて、さまざまな材質や用途のものが展開されています。そのため、飾り方の基本さえ理解しておけば、写真を飾りたいスペースや部屋などの環境によって柔軟に変更できます。

 

ホコリや日焼けなどを防ぎ、大切な作品を劣化させにくくなる額縁もございますので、写真を飾るときはぜひ専門店での額装もご検討くださいませ。

 

 

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安井 章浩
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