A2サイズとは？額装のコツとおすすめのポスターフレーム紹介
用紙にはさまざまなサイズが存在します。一般的には「A判」と「B判」の2種類があり、それぞれに0から10までの数字がありサイズが明確に決められています。中でもポスターやカレンダーなど、視認性に優れたサイズと言われているのが「A2」です。
この記事では、そんなA2サイズの基本として、大きさ、主な用途を紹介。さらに、A2サイズの作品の代表格ともいえるポスターを額装するポイント、展示や保管におすすめの額縁を、額縁専門店ならではの視点で詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
A２サイズとは？
A2サイズは、タテ420mm×ヨコ594mmのことで、A1の半分の大きさとなります。
コンビニのコピー機の最大対応サイズとなるA3の2倍であり、一般的なA4用紙なら4枚分と考えると、イメージしやすいかもしれません。よく例えられるのは「新聞紙を広げた大きさよりも少し大きいサイズ」です。
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A2サイズの特徴
A2サイズの特徴は、主に3つあります。視認性が良く、視覚的なデザインの魅力を引き出しやすいことから、様々な場面で採用されます。扱いやすさもふまえて大きすぎず小さすぎないのが最大の強みです。
扱いやすい
A2サイズは、A4サイズの印刷用紙4枚分の大きさです。そのため、印刷レイアウトを考えれば四つ折りにしてカバンなどに入れて簡単に持ち運ぶことができます。折り目を付けたくない場合でも、丸めて筒にいれることが可能です。学校や会社での会議やプレゼンテーションの資料として扱いやすいサイズと言えるでしょう。
視認性が良い
A2サイズで印刷するものの多くは、「視認性の良さ」が重要です。例えば、イラストやアート作品、案内図、カレンダーやポスターなど、不特定多数の人が見た時に必要な情報や伝えたいメッセージをわかりやすく伝える視認性が求められます。また、学校や企業などのチーム全体で情報を共有したい時に用いる資料や学習教材も、A2サイズで印刷することで情報を視覚的に整理できることから、A2サイズで印刷されることが多くあります。
視覚的な魅力を引き出しやすい
A2サイズの印刷物には、駅などに掲示するポスターや広告、マップなどが多く見られます。特に、近年は印刷技術が進歩・向上したことによって高品質な印刷物を作ることができるため、画像や色彩の再現性が高いことも特徴です。広告やポスターは、「いかに人の目をひくか」が重要視されます。アート作品では、作者が追求した豊かな色彩や表現を効果的に伝えられるかが作品の価値につながります。A2サイズなら、近くにいても、少し離れた場所でみても、しっかりと全体を確認しやすく、デザインの意図が視覚的に伝わりやすいのもメリットです。
A2サイズの主な用途
A2サイズが採用されるアイテムの用途には、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、主なものを解説します。
広告・ポスター
A2サイズで印刷されるポスターや広告は、街中をはじめ公共の場所での宣伝やプロモーション、展示会などのイベントブースで使われるキャンペーンポスターとして使われます。コンサートやお祭り、カンファレンスの会場案内やスケジュール表示にも使われています。持ち運びやすい上に視認性に優れているため、キッチンカーなど移動販売を行う際の宣伝ポスターや広告としてもオススメです。個人観賞用としてアーティストがグッズ展開するポスターに採用されやすいため、「額縁に入れて自宅に飾りたい」という方も多いのではないでしょうか。
カレンダー
カレンダーもA2サイズが利用されやすいアイテムです。壁にかけるときにちょうどいいサイズ感となるため、家のリビングにカレンダーをかけるご家庭も多いのではないでしょうか。A2サイズだと、カレンダーの中に予定を書き込んだりもできますし、少し離れた場所からでも日付を確認できるので、ちょうどいいサイズ感といえます。
学術ポスター
A2サイズは、学会や学術会議など研究成果を発表する場で活用されます。こういった場では、データを表現したグラフや画像データなどを視覚的にわかりやすく表現する必要があり、研究の背景や目的・手法、結果や結論なども詳細に記載することができるため、参加者との意見交換やフィードバックを受ける際に効果的です。
学習教材
学習教材を印刷する際にも、A2サイズはとても便利です。A2サイズで教材を印刷することで、図やイラストなどの情報を見やすく・わかりやすく伝えることができるため学習効果の向上が期待できます。
また、グループワークやディスカッションを行う際にもA2サイズの教材や資料を複数人で共有しながら話し合う機会を作ることで、参加者それぞれのコミュニケーションが促され、理解を深めることにつながります。
マップ・案内図
観光地や施設内の案内図やマップ、大学などのキャンパスマップなど、見やすさや使いやすさが求められる時にも、A2サイズが有効です。その場を訪れたゲストや観光客、住民などが目的地にたどり着くことができるよう、視認性の高さと持ち運びやすさに優れたA2サイズで印刷すると良いでしょう。
イラスト・アート作品
絵画やイラスト作品を制作する上で、ディティールを保持しつつも幅広く大胆な表現をすることができるサイズとして、A2は理想的です。
展示会やギャラリーでの作品展示に適したサイズであり、豊かな色彩表現や細かいタッチまで視覚的なインパクトを持って与えることが期待できます。
A2ポスター額装のコツ
ここからは、A2サイズ作品の代表格となる「ポスター」を額装する際のコツを解説します。
基本的なポイントは次の3つです。
- 巻き癖を無理に直さない
- 裏打ちも視野に入れる
- ポスターに合う額縁やフレームを選ぶ
関連ページ：ポスターとは？ポスターを額装するポイント
ポスターを額装する時の選択肢としては、主に4通りがあります。
額縁におけるマットは、額と作品の間に配置して余白を埋めるためのアイテムです。作品を額縁に合わせて額装するためには欠かせません。飾る壁が広くA2サイズのままではサイズが物足りない場合、あえてマット額装をして一回り作品を大きく仕上げることも可能です。
空間にあまり余裕がない時やコンパクトにまとめたい時は、マットなしで、ポスターと同じサイズの額縁を使った額装がオススメです。A2サイズの場合、カレンダーのように部屋に飾りやすいサイズであるため、飾りたいものにあった額縁を選べば、インテリアとしてお部屋を華やかにしてくれます。
マットを使って額装する場合、額縁のフレームと印刷物の間にマットが入るため、印象が大きく変わります。「フレームと同じ色にするのか、別の色にするのか」など、様々な選択肢があるため、マットは慎重に選びましょう。なお、マットを使って額装する場合には額縁はA2サイズではなく大きなサイズを選ぶ必要があるため、その点にも注意が必要です。
当店ではA2サイズをマット額装する場合、額縁は「全紙サイズ(727mm×545mm)」か「B2サイズ(729mm×516mm)」を使っての額装をおすすめしております。この場合、以下のサイズ感になります。
おすすめのA2サイズ対応額縁
当店にある多種多様な額縁の中から、A2サイズに対応するおすすめの額縁をご紹介します。
関連ページ：ポスターサイズ対応フレームの一覧
関連ページ：コピー用紙サイズ対応フレームの一覧
【ポスターパネル】NEWライトフレーム ブラック
丸型のポスターフレームで、作品が柔らかい雰囲気になることが特徴です。気軽にポスターを飾る形を想定したシンプル構造の専用パネルフレームとなるため、比較的お安くお買い求めいただけます。色違いもお選びいただくことが可能です。
ただし長期間の掲示には適していません。あくまでも手軽さを重視したフレームのため、長く作品を掲示したい場合には額縁を選ぶことをオススメします。
商品ページ：【ポスターパネル】NEWライトフレーム ブラック
【デッサン額】サクラ平形 ブラック
「サクラ平形」シリーズは、全国の美術館や展示会で数多く使用される人気の定番アイテムです。装飾を極限まで減らし「美しいシンプル」と「高品質」でを追求しました。まさに作品を際立たせるための額縁です。
現在は13色37サイズに対応しています。作品のデザインに合わせてぴったりな色の額とマットを選べば、好みの雰囲気を演出しやすくなるでしょう。
商品ページ：【デッサン額】サクラ平型 ブラック
まとめ
今回は、アート作品やポスターなどをA2サイズで印刷する際の特徴や額装する際のポイントなどについて解説しました。
A2サイズは、持ち運びなどの扱いやすさや視認性が高いことが特徴です。特に、視覚的に情報を伝えたり訴えたりする必要がある時に、効果的と言えます。広告やポスターだけでなく、アート作品やイラスト作品としても作者の表現を細かく伝えることが期待できるため、情報の見やすさや伝えやすさ、視覚的なインパクトを両立させるための選択肢とすると良いでしょう。
大切な作品を飾るための額縁選びや額装にお悩みでしたら、当店までご相談ください。昭和3年より東京外神田で額縁の製造・卸・小売販売を専門とする額縁店であり、実績も豊富です。ぜひお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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