色紙を額で飾るには?保管と額装のポイントを紹介

大好きな有名人のサイン、大切な友人達の寄せ書きなど、想い出が詰まった色紙をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

ですが色紙は、基本的に紙でできていることもあり、日焼けや湿気などで劣化しやすいアイテムでもあります。長く楽しむためには、保管や飾り方に注意しなくてはなりません。

 

この記事では、色紙の保管方法や、額で飾るときのポイントを解説。おすすめの色紙額も紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

色紙とは

色紙(しきし)とは、和歌や俳句、書画などを書く厚紙のことです。白色のものだけでなく、模様やカラーが豊富で、金銀が細かくちりばめられたデザインも定番です。形は四角形が基本で、変則的なサイズやハート型などさまざまな種類が作られています。

 

色紙の由来は、平安時代中期から鎌倉時代にさかのぼります。当時は染色した紙「いろがみ」に和歌を書き、屏風や障子に貼り付けていました。これは「色紙形(しきしがた)」と呼ばれ、この色紙形が現在の「色紙」の由来であるとされています。

 

色紙の種類とサイズ

一般的な色紙のサイズは縦272mm×横242mm。これは「大色紙」と呼ばれる色紙のサイズです。販売店によっても多少異なりますが、大色紙のサイズは概ね縦270mm×横240mm前後となっています。他には大色紙より一回り小さい「小色紙」、漢字一文字を書いたり一輪の花を書いたりするのにちょうど良い「姫色紙」などがあります。

 

これらの色紙が「和サイズ」と呼ばれる一方で、「洋サイズ」と呼ばれる色紙もあります。「洋サイズ」はフランスで考案されたサイズを日本式のサイズに置き換えたもので、よく使われるものに「F4」「F6」サイズなどがあります。

 

 

またコピー用紙としてなじみのある「A4」サイズ(縦297ミリ×横212ミリ)などの色紙もあります。

 

大色紙のサイズは、日本固有の「尺寸法」が使われていた名残でもあります。縦272ミリ×横242ミリとは尺寸法でいえば「8寸×9寸」。1寸=約3.03センチメートルであるとされているため、換算すると中途半端になってしまうのです。

 

 

 

 

 

色紙を保管するポイント

 

色紙の保存・保管する際のポイントは、主に3つあります。

 

チリやホコリから守る

色紙を保護せずそのまま置いておくと、チリやホコリをかぶってしまうことがあります。放置しておくと、沈着汚れや虫食いなどを招き、傷んでしまうかもしれません。

 

チリやホコリは、部屋をきれいに掃除しているつもりでも、どこからともなく出てくるもの。色紙自体をケースや額縁などに入れることで、防ぎやすくなります。

 

湿気を避けて収納する

色紙にとって、湿気は大敵です。色紙そのものが濡れてしまうことはなかなかないでしょうが、湿気の多い場所に置いておくだけでカビが発生する可能性もあります。

 

部屋で飾っているときには、加湿器やエアコンの近くに置くのはNGです。また、押入れやクローゼットの中など、風通しの悪い場所に収納する場合も注意が必要です。収納場所へ除湿剤や乾燥剤を入れたり、定期的に開けて中の湿度を確認したりなどで、色紙が傷まないように注意しましょう。

 

定期的に虫干しするのもおすすめです。風通しの良い陰で定期的に干すことで、湿気だけでなくカビなどを防止しやすくなります。ただし干す場所や環境には注意が必要となります。

 

日光や室内光にも気をつける

色紙は、日光や室内光の日焼けに弱いものです。窓の近くや日光の当たる場所に置いておくと、変色することも。これは色紙に限らず紙全般に起こるため、「日の当たる場所で長期間さらされ黄ばんだ紙」などを見たことがあるかもしれません。

 

色紙を飾る場合、直射日光が当たる場所や照明に近すぎる場所は避けるようにしましょう。玄関や階段付近、部屋の中でもライトに近いところに置く、ライトアップするといったことはできる限り避けてください。もしくはUVカットカバーを利用した額縁やフィルムを活用することで、日焼けを防ぎやすくなります。

 

 

 

 

色紙を飾るポイント

室内に色紙を飾る場合、ホコリなどから守るには、専用の額縁に入れるのがおすすめです。ここでは壁掛けと棚置きに分けてポイントを紹介します。

 

 

壁掛けで飾る場合

スタンダードな色紙の飾り方が、額縁に入れて壁に飾る方法です。同じサイズの色紙を一列に並べたりいろいろな大きさや形の色紙をランダムに飾ったりと、個性を出してみるのもおしゃれですね。

 

額縁の色あいや素材もさまざまなので、壁紙の色や部屋の雰囲気などによって選んでみましょう。ナチュラルな木製やシンプルなアルミの額縁、縁のないアクリルフレームなどさまざまなタイプがあります。少し物足りないようなら色紙の縁にマットを敷く形で額装するのもよいかもしれません。

 

棚置きで飾る場合

色紙を棚などに置いて飾りたい場合は、好みの額縁に入れワイヤースタンドなどに立て掛けて飾ると良いでしょう。絵画などを飾る「イーゼル」型のフォトスタンドなどもおしゃれでおすすめです。手のひらサイズの小さな色紙には、スタンドタイプのフォトフレームの活用もおすすめです。

 

ただし倒れないよう、仮に倒れても怪我や破損に繋がらないよう、飾る場所やアイテムの選び方には注意が必要です。

 

 

 

 

色紙の額装方法

今回は、色紙を額装する方法として3つを解説します。

 

マット入り(色紙専用フレーム)

一般的な色紙額が、この「マット入り」のタイプです。額装するまでの流れは、以下の通りです。

 

  1. 額縁からマットを取り外す
  2. 作品をセットする
  3. 表面の埃を取り除き、アクリル板を被せる
  4. フレームを取り付ける

 

関連ページ:【額装方法】色紙額装(マットあり)

 

マットなし(色紙専用フレーム)

マットを使わずに色紙をそのままセットするタイプの額です。額装するまでの流れは、以下の通りです。

 

  1. 作品をセットする
  2. 表面の埃を取り除き、アクリル板を被せる
  3. フレームを取り付ける

 

関連ページ:【額装方法】色紙額装(マットなし)

 

浮かし額装

浮かし額装とは、アクリルの凸加工することで作品周りに空間を作り、モダンな雰囲気に作品を仕上げることができるものです。額装するまでの流れは、以下の通りです。

 

  1. 額縁にアクリル板を取り付ける
  2. 額縁に「中サン」を取り付ける
  3. 凸加工したアクリルに作品をセットする
  4. 埃が入っていないか確認する
  5. 額縁(中サン付き)を作品の上から被せる

 

他の額よりも工程は多いですが、その分雰囲気のある飾り方ができます。

 

関連ページ:【額装方法】色紙額装(浮かし額装)

 

 

 

 

おすすめの色紙額

ここでは、弊社がおすすめする色紙の額縁をご紹介します。

 

関連ページ:色紙額一覧

 

 

【色紙用額縁】サクラ平型 ナチュラル

こちらの額縁は、数ある色紙額の中でも売れ筋商品です。「ナチュラル」「ブラック」「ホワイト」など13色が展開しており、どんな色紙にも柔軟に対応することができます。厚さ2ミリまで対応可能で、UVカットカバーを採用しています。

 

なお、こちらの商品は職人が一枚ずつ丁寧に塗装、セット、梱包しているため、お届けに1週間ほどの時間をいただいています。

 

【色紙用額縁】サクラ平型 ナチュラル 詳細ページ

 

 

【色紙用額縁】Airフレーム ブラウン 色紙

弊社の人気商品である「Airフレーム」シリーズの、色紙額バージョンです。「軽い」「割れない」「木のような質感」であることが人気の理由であり、3色展開でサイン色紙などを入れる際に選ばれることが多い商品です。

 

見た目は木製の額縁そのままなので、インテリアとしても飾りやすい一品となります。

 

【色紙用額縁】Airフレーム ブラウン 色紙 詳細ページ

 

 

【色紙額】No.105 ブラウン

ブラウンとグリーン2色展開の「No.105」シリーズは、それぞれの色にゴールドのラインが入る豪華な雰囲気の額縁です。

 

裏面にスタンドが付いているので、色紙を立て掛けて飾りたい方にも重宝します。

 

【色紙額】No.105 ブラウン 詳細ページ

 

 

【色紙用額縁】No.26 木地

職人が昔ながらの製法で1枚ずつ手作りする、ワンランク上の色紙用高級額縁が「No.26」です。ブラウンやライトブラウンなどナチュラルな4色を展開しており、背面マットの色も選べます。

大切な色紙の額装や、プレゼントの額装にぜひご検討ください。

 

【色紙用額縁】No.26 木地 詳細ページ

 

 

 

 

まとめ

本来は和歌や俳句などを書く四角形の厚紙のことだった色紙は、現在さまざまなシーンで利用されています。お祝いや送別のメッセージ、有名人のサインなど私たちにとって身近なものです。

 

ですが色紙の素材は、とても繊細でダメージを受けやすいものとなるため、長く綺麗な状態で保管したいなら、丁寧な管理が必要です。色紙額を使い、正しい方法で額装すれば、良い状態を保つこともできます。

 

ぜひ、この機会にご自宅の色紙の保管を見直し、専用の色紙額での額装を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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安井 章浩
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