木製パネルとは?サイズや種類、パネル作品におすすめの額縁を紹介!

木製パネルは、日本がや水彩画をはじめとする絵画において用いられる画材の一種です。

 

今回は木製パネルを使用して、絵を描きたい方や、木製パネル作品を飾りたい方へ向け、木製パネルの種類や特徴、木製パネルに描く時の注意点、木製パネルの作品を飾るのにおすすめな額縁などについてまとめました。

 

 

 

 

 

木製パネルとは?

木製パネルとは、木の板の裏に角材を組み上げた形の支持体です。

日本画や水彩画を描く場合、木製パネルに紙を貼りこんでから描くことによって、紙が水分を吸って波打ちする現象を防ぐことができます。

また写真や布を展示する場合、パネルに張り込んで飾る場合もあります。

 

木製パネルの特徴

木製パネルは平滑で細かいタッチの絵画を描きやすいのが特徴的です。紙で絵を描く際にパネルへ水張りをしておくと、描いた絵が波打ちしにくくなり、平滑で綺麗に完成します。特に水分の多い描画を描きたい人にはおすすめです。完成後に用紙が弛みにくいため完成度も一段と高くなります。

 

また木製パネルは絵画を見映え良く展示できるのも大きな魅力です。普通に展示する場合と比較すると高級感を演出できるため、描画を見映え良く展示できます。見た目にもこだわりたい人は木製パネルを使用すると良いでしょう。

 

 

木製パネルのサイズ

販売されている木製パネルのサイズは号数が表記されており、それを確認することで、自分の探しているサイズが見つけやすくなっています。一般的に販売されている号数として0から150までの数字があり、とても豊富な種類となります。

 

また、F、P、M、Sなどの目的別の木製パネルのサイズが分かるアルファベット表記もあります。具体的にはFは「人物(figure)」に、Pは「風景(paysage)」に、Mは「海(marine)」に、Sは「正方形(square)」に適した木製パネルをそれぞれ指しており、モチーフごとに選ぶ目安となるので便利です。

 

 

木製パネルの種類

ここでは代表的な素材を2つ紹介します。各素材の特徴や描きやすさ、コスト面や表面の触り心地などを理解して、目的別に最適な木製パネルを使用しましょう。

 

ラワンべニヤ

ラワンベニヤは木目の筋が入っており、表面はザラザラとした触り心地です。また木製パネルは茶色で、表面に凸凹があります。そして、シナベニヤにないF100の大きめサイズも販売されているため、自分の描きたい絵のサイズを調整しやすいのがメリットです。コスパ面でもシナベニヤより安価な素材となります。ただしアクが出やすい素材のため注意が必要です。弊社ではラワンベニアを使う際、アクが直接作品に触れないように、ラワンベニアの表面に1枚捨て紙を張りこんでから、作品の張り込みをしております。

 

シナベニヤ

シナベニヤは白いツルツルとした表面が特徴の素材です。ラワンベニヤより高価な素材ですが、ラワンよりもアクやヤニが少ない素材のため、綺麗な状態で絵が長持ちさせやすくなります。

 

 

 

 

 

木製パネルとキャンバスや紙との違い

油絵に使われるキャンバスは、強度が強いので木枠に作品を引っ張って張り込むことができます。キャンバスを張り込む際は木製パネルではなく油絵用の木枠を使って作品の張り込みをします。。対して水彩画や日本画等を描く紙は強度が弱いので、引っ張って張り込むことができません。あらかじめ木製パネルに紙を水張りで貼り込み、水分を吸っても波打ちを起こさない状態にした後、作品を描きます。目指す作品に合わせて最適なものを選びましょう。

 

 

キャンバスの特徴

キャンバスは軽量で丈夫な素材であり、丸めて保存ができるのが特徴です。通常の市販されているキャンバスは釘で木枠に打ち付けていますが、取り外しが可能となります。またキャンバスは麻、綿、ナイロンなどの種類があり、選ぶ素材によって描きやすさや湿気による伸縮などに差があります。

 

またキャンバスは荒目、中目、細目などの目の粗さによって素材の特徴が大きく異なります。荒目は目が粗く強度が強いので大作向きですが、細かいタッチの絵画が描きにくいデメリットも有しています。中目は荒目と細目の中間の素材で、一般的に多く使用されているものです。細目は滑らかな質感で繊細な描画に適していますが、強度が弱いのがデメリットです。上記の特徴を理解した上で、目的の絵画の作成に最適なキャンバスを使用しましょう。

 

 

紙の特徴

紙は水彩絵の具を使用する場合に最適な素材です。紙に描くとにじみ効果が活用できるため、完成度の高い水彩画が描写できます。なぜなら、紙の素材は水分の吸収性が高いため、水彩絵の具との相性が抜群だからです。色のグラデーションを楽しみ描写できます。水分の吸収性が高いため、水分を多く使う水彩画等を描く場合は木製パネルに紙を水張りしたのち、描くと波打ちを防ぐことができます。作品を描いた後、パネルに作品を張り込むことはできません。

 

 

 

 

 

 

木製パネルに描く時の注意点

弊社では木製パネルにそのまま描くことはお勧めしておりません。ベニアが水分を吸ってしまい、歪みが起こります。又、ヤニが直接表面に出てきますので、黄ばみの原因となります。木製パネルは、木の特徴がそのまま反映される画材です特別な理由がない場合はパネルに紙を貼ってから描くことをお勧め致します。

 

 

長期保存したい作品は、シナベニヤを使用して描く

保管を前提とした絵を描く時はシナベニヤを使用するのがおすすめです。理由としては、ラワンベニヤを使うと後からアクが出てくる可能性があるからです。特に展示して販売する場合は、購入後の劣化に捉えられる可能性があるため、シナベニヤを使用するのが無難です

 

 

 

 

木製パネルを飾るなら?おすすめの油絵用額縁

木製パネルを飾る場合、基本は油絵用の額縁(油彩額/油額)を選ぶことになります。各製品で飾ることができるパネルのサイズや雰囲気が大きく異なるため、注文前に確認するようにしましょう。

 

関連ページ:油彩画(油額)の一覧

 

 

【日本画額】V-36-S-45M

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【日本画】W47-S45

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まとめ

木製パネルは描写する時に使用する素材に応じて、完成する作品に質感や違いが生じます。そのため油絵を描く際・作品を購入する際に木製パネルに関する知識を備えているかどうかが鍵になる場合もあります。

 

 

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安井 章浩
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