【額装方法】書額装(マット額装)

弊社では書を額装する場合
(1)マットなし
(2)マットあり(紙マット)
(3)マットあり(ドンスマット)
の3種類の額装をご提案させて頂いております。

今回は(2)マットあり(紙マット)での額装方法をご紹介いたします。


今回額装をする作品です。裏打ち前。全体的に皺がよっております。又、上下の空白に差があります。


作品をそのまま額装をすると上下の写真のようになってしまい、上下の空白のバランスが悪くなります。そこで裏打ちの際、名前部分をカットして位置をずらして裏打ちをします。


裏打ち後の作品。赤い部分をカットして下に12cm移動してから裏打ちをしております。


マットの窓寸法にしたい、作品サイズを決めます。上記写真の寸法は580×1280㎜です。このサイズを窓抜き寸法と決め、マット幅を上下50㎜、左右80㎜としました。マットの外寸法は680×1440㎜になります。


上記サイズで作成した際の額装イメージ図です。上下のスペースが均一になりバランスがよくなりました。


マットを作品に被せます。


アクリル板を作品に被せます。


比較的大きい横長の作品のため、額装後たわみが出ないようにするための加工を裏板に施します。


作品に額縁の枠を被せます。


作品を裏返しにし、裏板と額縁をネジで固定し、額装後のたわみを抑えます。


吊り金具、紐を取り付けて完成です。


実際の額装後の作品写真です。当初の文字の位置(下記の写真)のバランスと比べると、文字位置のバランス、作品とマット幅もバランスよく仕上げました。

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